平屋について
平屋を要望されるお客様が世代を問わず増えているように感じます。
今回は住まいを平屋とすることの利点や逆に注意点をいくつかご紹介したいと思います。
まずは利点から。その魅力はなんといっても住みやすさにあります。
階段がなく、空間全体がフラットに繋がるので家中の移動がとても快適です。(一度味わうと階段のある生活にはもう戻れません。)
また、家族全員が同じフロアで生活することで顔を合わせる機会が増し、コミュニケーションも自然と増えます。
また、将来の生活スタイルが変化しても対応しやすい構造です。
一般的に子供部屋が2階にあることが多いですが、平屋であれば子供が独立した後に趣味の部屋や物置など他の用途に変更しても使いやすいです。
また、バリアフリーに考慮しておけば、老後の対応も安心ですよね。
近頃地震などの災害が多いですが、平屋は床面積当たりの重量が軽いため耐震性が良いといった利点もあります。
反対に平屋での計画の難しさも抑えておきたいと思います。
まずは土地の確保です。
当然ですが、規模が同等の2階建てのおうちに比べ広い敷地が必要になります。
一般的な分譲地では50後半~80坪程度の敷地が多く、想定しているものが建てられるかどうか検討が必要です。
また、2階建ての同じ床面積の建物と比べると基礎や屋根の面積が大きくなるので坪単価は割高になります。
外部に接する面積も広いので断熱性能もより重要になります。
さらに、住宅地など周囲に隣接して住宅がある場合や交通量の多い道路の傍などではプライバシーの確保に工夫を要します。
(全面道路とプライバシー)
平屋の特徴をいくつかご紹介させて頂きましたが、専門の方と相談し利点や注意点を抑えた上で、理想の家づくりを進めて頂ければと思います。
所員 T
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