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窓ってなんでしょう?

2019/06/28

窓の断熱・気密性能は高まり、ひと昔前に較べてエアコンなどの空調負荷はずいぶん小さくなっています。

(窓ガラスの間に空気層を挟み込んだ複層ガラス、金属膜により熱を伝わりにくくしたLow-Eガラスなど高性能のものが住宅でも一般化しています。熱を通しにくい構造の樹脂製のサッシも一般的になりました。

そのため、今の新しいおうちでは窓まわりの内部結露はほとんど見られなくなりました。

それでも、住宅の外回りで熱をもっとも通しやすい部分は窓です。

 

(左図:複層ガラスの構成。乾燥空気をアルゴンガスなど特殊な気体に変えて断熱の向上を図るものもあります。

 右図:Low-Eガラスの構成。図は夏の遮熱に向いた遮熱仕様。内側のガラスに膜を貼ることで冬の断熱に向いた断熱仕様になります。)

 

 

近頃は省エネルギー対策がさけばれ、窓を小さく、少なくした住宅が増えています。単純に多ければいいわけではないですが、壁に閉ざされた建物をみると冷たい感じがして寂しく感じます。

 

窓は建物の外と中につながりを与えてくれるものだと思います。

日差しやその温かさ、そよ風の気持ち良さ、近所の子供たちの遊び声、時には隣のおうちのカレーの匂いなど色んなものが窓を通して五感に語りかけてきます。

 

当然ですが、窓から入ってくるものには冬の冷気や夏場の西日、騒音などネガティブなものも数多くあります。

方位や近隣の状況などに合わせて平面計画、窓の開け方や大きさなどひとつ、一つ細かい部分まで考え、居心地の良い空間を作れればと思います。

 

(向い合わせの窓にして風がリビングを通り抜ける事例。)

所員 T

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